株式会社ヘンリー エンジニアブログ

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病院理事長訪問でわかった「理想駆動」のおもしろさ

こんにちは!株式会社ヘンリーで働くプロダクトマネージャーの椙村です。今回、電子カルテ・レセコンシステムの Henry を導入いただいた病院の理事長とお話する機会があり、ヘンリーが掲げる基本原則 "理想駆動" が面白いぞ、ヘンリーに入った意味ってこれかもしれないな、という思いを得たので、そのことについて書きたいと思います。少し長くなりますが、何卒お付き合いください!

はじめに

2024年11月にヘンリーに入社して、10ヶ月ほど経ちます。ヘンリーは、病院向けにクラウドの電子カルテ・レセコンを開発・提供している会社です。作っているのはソフトウェアですが、本当に作りたいのは、持続可能で価値の高い地域医療の理想のあり方です。そのためにも何層にも重なる構造的な難題をどう突破するか、一丸となって取り組んでいます。

もともと10年ほど C 向けのサービスのプロダクトマネージャーとして働いてきて、今回初めて B 向けかつ医療ドメインにチャレンジしています。ノリと勢いで、楽しそうという直感をたよりに飛び込んだところ、わからないことにわからないことを掛け合わせて煮詰めたようなわからなさに揉まれながら半年を過ごし、なんとかドメインの概観もつかめてきて、組織文化にも馴染んできました。

その間、現場の感覚を知る機会として何度か病院訪問もさせていただきました。その上で今後より深い課題理解から提案ができるようになるために、もっと病院の方の思想に触れてみたいと CEO 逆瀬川に相談したところ、次の週には中国地方のとある病院の理事長を訪問する機会をいただきました。

理事長は何を話したか

今回訪問した理事長は、これまでお父様やご兄弟が理事長・院長を務める中で、ある事情により数年前に理事長に就任をされた方でした。医師ではなく事務方としてこれまで病院運営に携わってこられ、理事長としても独自の視点で経営課題に向き合い、組織改革に取り組んでこられました。その改革の一環として、今年ヘンリーを導入いただき、ありがたいことに多大な期待とともに非常に熱い思いを何度も語っていただいていたという経緯もあり、全社員に対して公開でメッセージを頂戴するため逆瀬川とともに訪問しました。

印象的な言葉をいくつか紹介させてください!

創業の理念以外は全部変えていい!

理事長自身、突如今の役割を担うことになった後、どんな病院づくりをしていくか?を考える上で、一番拠り所にしたのが病院の理念だったそうです。(職員100人規模の病院では珍しい)多面的な人事評価制度の策定をはじめとして、理事長自ら院長や医師など優秀な人材の積極的な採用に取り組み、さらには今回の電子カルテ導入を推し進めるなど、強い組織と医療を作るためにあらゆる課題解決に率先して取り組まれています。松下幸之助も同じことを語ったようですが、やりきってる人の説得力は強い!

客観的な時間(クロノス時間)の効率性を高めるだけでなく、主観的な時間(カイロス時間)の価値を最大化できる、使う人が熱中できるようなソフトウェアを作ろう!

C 向けのプロダクトを作ってきたバックグラウンドもあり、首がもげるほどうなずきました。人々の心に火をつけるプロダクトを作ろう!

社長だけでなく社員も含めて、目標を実現できると本気で信じている組織だけが、高い目標を実現できる!

ヘンリーは、ノーベル平和賞の受賞を目標の一つとして掲げています。その点に興味を持っていただき、実現プランについて逆瀬川を問い詰めてる時に出た言葉です。

自分にどんな意味があったのか

今回自社の製品を導入いただいた病院の経営トップのお話を伺い、自分たちが向き合う課題の重みと情熱に触れられたのは最大の収穫です。ありがとうございました。

もう一つ付け加えると、その関わりを通じてヘンリーの "理想駆動" という基本原則の面白さに気づくことができました。地域医療という大きなものにインパクトある変化を生み出そうとすると、自社の組織だけでは正直変えられるものはそう多くはありません。我々はソフトウェアやサービスを提供しますが、実際に医療を提供するのは医療機関の皆様です。まだまだ未熟な Henry をより良いソフトウェアやサービスに育てながら、同じ理想に共感する人を社外にも増やし、変化のさざ波を大きくしていくことが重要です。

理事長が語ったことを通じて、私は Henry というプロダクトが、機能だけでなくその理想をもって選んでいただき、応援いただけていることを知りました。理想駆動は、自分たちがどのように問題に向き合うか?ということだけでなく、社外の人々をどう巻き込んで大きな変化を生み出すかを示す言葉でもあったわけです。

他の社員たちにとっても影響の大きいセッションだったようで、9割近い社員がリアルタイムでこの話を視聴し、社内のワイガヤ Channel は非常に盛り上がっていました。理想駆動な営みは、さらなる理想駆動な何かにつながっていきそうです。

自分はこれからどうするか

プロダクトマネージャーとして Henry というプロダクトを育てていくことは当然のミッションです。そのミッションの中で、理想駆動をどこまでやり切れるかは重要なチャレンジです。今回のような病院経営者だけでなく、現場のスタッフの皆様との関わりを通じて、より効率性や質の高い業務を追求するために理想を描き、医療現場にとって価値の高い運用フローを考案することこそ、その中核と言えます。この辺りのチャレンジについてはまた別の機会に紹介させてください。

加えて、今回のセッションをきっかけに、組織としてのヘンリーを育てていくことも重要なミッションと感じるようになりました。理事長が理想の医療のあり方を実現するために組織のあり方に目を向けたのと同じように、我々自身も望ましいあり方があるはずです。ヘンリーという組織は、変化を生み出す一つのシステムとして見ることができます。我々は、そのシステムに、理想駆動を中核的な設計思想として組み込もうとしています。今回の理事長とのお話を通じて、理想駆動という考え方は、組織の外とも繋がりながら、システム全体が持つエネルギーを大きくし、変化を大きくしていける可能性があることを学びました。プロダクトマネージャーとして、扱うプロダクトだけでなく、このシステムにどんな影響を与えられるか?今後のヘンリーでの時間に、とてもワクワクする機会になりました。


ヘンリーでは医療業界の課題に向き合い、電子カルテ・レセコンの開発に取り組むソフトウェアエンジニアを大大大募集しています。 今回の記事の感想など、お気軽にカジュアル面談でお話ししましょう!!!!

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