はじめまして、株式会社ヘンリーでPdM・DE(ドメインエキスパート)・スクラムマスターを担当しているowataです。
2026年1月に開催された RSGT2026 に、株式会社ヘンリーとして ゴールドスポンサー+ブース展示+セッション登壇 という形で参加しました。 今回弊社は、PdM・DE・エンジニアと幅広い職種で参加しました。 本記事では、
なぜこのブース展示を企画したのか
実際にどんな体験を提供したのか
参加・登壇して何を得たのか
を振り返ります。
なぜ「体験型ブース」をやろうと思ったのか
今回のブース展示のコンセプトは、かなりシンプルです。
Help!! ― このプロジェクトの課題、どうやって解決しますか? ―
RSGTは、スクラムやアジャイルに関心の高い人が集まるイベントです。 一方で、ブース展示はどうしても「説明を聞く場」になりがちです。
そこで今回は、
立ち寄った1分でも楽しめる
興味があれば、いくらでも深掘りできる
毎日来ても、変化を楽しめる
そんな「関与の深さを来場者が選べる体験」を作ることを目標にしました。
ブースの設定:架空プロジェクト × 開発ライフサイクル ブースでは、架空のプロジェクトチームが、開発ライフサイクルに沿って開発しているという設定を置きました。
ディスカバリー中
開発・実装中
リリース後
それぞれのフェーズで、「一度は聞いたことがある」「今まさに悩んでいる」そんな リアルな悩み をボードに配置しました。
例を挙げると、
仕様が固めきれず、合意できない
ユーザーごとに要望が真逆で判断に迷う
「いつ出せるの?」にどう誠実に答えるか
リリース後、どこまで改善したら“完了”と言えるのか
価値が出ているかをどう測るのか
などです。
来場者にやってもらったこと ブースで来場者ができることは、大きく3つです。
悩みに対して「いつ・何をするか」を付箋で提案する
そのメンバーに声をかけるなら、どんな言葉をかけるかを書く
自分自身のプロジェクトの悩みを、空の悩みボードに貼る
答えを書く付箋の色を悩みごとに揃えることで、「この悩みには、どんな打ち手が集まっているか」が自然と可視化されていきました。
想定以上に付箋が集まり、途中で課題シートが足りなくなるほどでした。 ご協力頂いた皆様ありがとうございました!


ブースで起きていたこと(実感ベース)
実際にブースに立ってみて感じたのは、
自然とスクラムや開発プロセスの会話が始まる
「それ、うちも同じで…」という共感が連鎖する
来場者同士が付箋を見ながら議論し始める
という状態が多く生まれていたことです。
特に印象的だったのは、
「あの開発プロセスボードのブースだよね」と後日まで記憶に残っていた
アジャイル・スクラムの理解度が自然と見える
結果的に「ヘンリーでアジャイルをやっている人」として会話が広がる
といった副次的な効果でした。
セッション登壇:新米スクラムマスターの4ヶ月 -「スクラムイベントを回しているのに手応えがない」からの脱出
3日目には、 新米スクラムマスターの4ヶ月 -「スクラムイベントを回しているのに手応えがない」からの脱出 というテーマで私自身が登壇しました。
ウォーターフォール出身・スクラム未経験の状態から、
チームの停滞
スクラムマスター就任
試行錯誤
「価値」にフォーカスしたレビューへの転換
までの4ヶ月を、実体験ベースで共有しています。
ありがたいことに現地30人、オンライン70人と100人近い方にリアルタイムで聞いていただけました。 Discordでもたくさん反響を頂いた上に、登壇後に声をかけてもらえたことは素直に嬉しかったです。
頂いた声の一部を紹介
デイリーリファインメント良さそう
愚直に向き合えるのすごい
リアルなレビューいい!機能じゃなくて体験をレビューするとみんな本気になってくれる
身近にスクラムマスターを始めようとしている人がいるので共有したい
発表資料はこちら
登壇で使用したスライドは、SpeakerDeck に公開しています。
※ チームの状態が停滞している/レビューが形骸化している そんな方には、何かしらヒントになる内容だと思います。
振り返っての学び
今回のRSGT参加を通じて、個人的に大きかった学びは以下です。
スクラムやアジャイルの悩みは、驚くほど共通している
課題は「粒度を小さくする」だけで、前に進むことが多い
スクラムイベントは「回すこと」より「何を確かめるか」が重要
体験型の場は、人と人の距離を一気に縮める
また、 「DE(ドメインエキスパート)がこういう場に出ているのがいい」 という声をもらえたのも印象的でした。
おわりに ブース展示・登壇ともに、 やってみて初めて見える改善点 も多くありました。
目立つ導線の作り方
1日目と2日目のブース展示の設計の違い
次の接点(Meetup・採用)へのつなぎ方
定量的な目標設定
これらは、次回以降にしっかり活かしていきたいと思います。
RSGTという場を通じて得た学びや出会いを、 日々のプロダクト開発・チームづくりに還元していきます。