株式会社ヘンリー エンジニアブログ

株式会社ヘンリーのエンジニアが技術情報を発信します

はじめまして nabeo です

今年の6月にヘンリーに SRE として中途入社しました nabeo (id:nabeop) です。前職では toC 向けのコンテンツプラットフォームサービスと toB 向けのテクノロジーソリューションサービスなどを展開している会社で共通の基盤を開発運用している部署で SRE をやっていました。

ヘンリーに入ろうと思った理由

今年の初め頃から以下を軸にしてなんとなく転職活動を開始していました。

  • 自分にとって新しいチャレンジをしたい
  • エンジニアとしての成長ができる場に身を置き続けたい

エンジニアとしての成長はわりとこだわりが強くて、自分よりも若いエンジニアがメキメキ成長をしている様子を目の当たりにしていたので強い危機感をもっていました。そんな中で、カジュアル面談や面接を通じてヘンリーには優秀なエンジニアが在籍していそうだし、一緒に仕事をしたいと思えました。とくにカジュアル面談や面接では同じ SRE として活躍されている戸田さんといくつかの技術的なディスカッションをさせてもらいましたが、ディスカッション自体が楽しく一緒に働きながら組織を成長できそうだという印象をもてたことが大きかったです。

また、会社としても勢いがあるが、SRE 的な文脈ではまだまだ未整備なところがあって、SRE として技術分野だけでなく、文化などより広範囲なところで活躍できそうというイメージがあったことも魅力でした。とくに電子カルテやレセコンという医療分野をターゲットにしたプロダクトを開発/運用するにあたり SRE 的な知見をどのように導入して活用していくのかというのは入社前にはまったく想像がつかずとてもワクワクしたことを覚えています。

ヘンリーのオンボーディング

ヘンリーのオンボーディングでは「初日」「最初の1週間」「最初の1ヶ月」の3つの粒度でヘンリーが開発しているクラウド電子カルテ・レセコンシステムの Henry の概要や開発で必要となってくるドメイン知識だけでなく、ヘンリーの文化やプロダクトの機能などを効率よくキャッチアップできるようにタスクが組まれていてとても助かりました。実際にヘンリーに入るまではレセコン*1という言葉も聞いたことないし、病院やクリニックでどのような業務フローがあるかもわかっていない状態でしたが、必要な知識が効率よく学べるようにチェックリスト形式になっていたのでスムーズにキャッチアップできたと思います。

入社初日の TODO リストとして業務で使用するツールで実施するべき初期設定のリストがある。
入社初日の TODO リスト

また、実務でもこれまでに発生した障害や不具合の対応などをまとめて開発に及ぼした影響などが判別しやすい指標を考えるというタスクを渡されて、開発の進め方や Henry の大まかなシステム構成などを俯瞰して眺めることができました。とくに不慣れな医療という現場でどのようにシステムが使われているかを座学で学んだ医療ドメインの知識と照らし合わせることができたのでコスパが良いキャッチアップタスクだったなと思っています。

これから何をするのか

前述のとおり Henry はこれからも成長を続けていくプロダクトですが、SRE 的な視点だとまだまだ未整備なところがあります。当面はサービスの開発と安定性の維持にバランスよく、かつ、最大の速度を出せるように SRE 的な知見の導入が主なミッションになっていくのかなと思っています。

特に SRE として絶対に欲しい SLI や SLO もまだ十分に整備されている状態とは言えず、Henry のプロダクト特性に応じた SLI や SLO を策定し運用する必要があると考えています。

また、前職では自分自身のアウトプットの他にも組織としてのアウトプットを後押ししていましたが、ヘンリーでも何らかの形で他者のアウトプットを後押しすることで、ヘンリーのエンジニアについてたくさんの人に知って欲しいと思っています。

一緒に仕事をする仲間を募集しています

SRE 職にかぎらずヘンリーでは一緒に働く仲間を募集しています。これからも成長が見込める弊社で一緒に働いてみませんか?興味のある方は以下の採用サイトからぜひコンタクトしてみてください。

*1:レセプト(診療報酬明細書)を作成するときに使用するレセプトコンピューターのことです。